オーロラ鑑賞ガイド
氷点下の中ずっと外で待つことになるので、防寒具は完璧にしていかなければなりません。
鑑賞するには過剰とも言える防寒を

オーロラは高緯度の極地方で見られます。オーロラ帯直下の北極、南極、北欧、アイスランド、アラスカ、カナダなどは、どこも極寒の地です。しかもオーロラは自然現象のためいつ出るのかわからず、氷点下の中ずっと外で待つことになります。生半可な防寒では凍傷、最悪凍死してしまうので防寒具は完璧にしていかなければなりません。
例えば肌着ひとつとってみても、日本の冬であれば2千円前後のインナーでも不足はありませんが、冷凍庫よりも寒いマイナス20度の世界になると本格的なアウトドア用のインナーとの差は歴然です。私も防寒具だけにはお金をかけ、極寒用のウールのインナーや靴下、セーター、ダウンジャケットを購入しました。また、友人にスキー用のウェアや手袋など、借りられるものは何でも借り、更に現地でつなぎの服や靴などを借りれるように予約もしました。これらの防寒着を全部着込み、過剰とも言える防寒のおかげで、極寒の中1時間くらいは寒さに耐えることができました。そして耐え切れなくなったら部屋で暖をとる、この繰り返しで一晩中オーロラを待つことができました。
ここでネックになったのは、顔と足です。顔は一応日本で買った普通のマスクをしましたが、自分の吐く気が凍ってしまうのです。これには気持ちが悪くて参りました。おそらく目だし帽なんかがいいのだと思います。また、足にはホッカイロをたくさん貼り、現地で借りた靴を履きましたが、足の先がどんどん冷えて感覚がなくなってくるのがわかりました。これさえなければもっと長時間外にいることができたと思います。次回行くときはこのあたりを徹底していかねば、と思います。
オーロラを撮影するにはカメラの三脚が必要で、カメラを素手で持つのはご法度です。カメラが凍り手にくっついてしまうからです。また、レンズの結露を防いだりするためのカメラ用の防寒対策も必要です。固形式燃料カイロをストッキングなどでカメラに巻きつけるといいそうです。ですが写真に撮るよりもやはりまずは自分の目で見て、その感動を記憶に焼き付けておきたいものです。